今日は少し「趣味の話」をしてみます。
私は音楽が大好きです。
洋楽も邦楽も問わず聴きますが、
流行り物はあまり聴かないかもしれません。
70~80年代の日本のロック創出期や歌謡曲、
50~60年代の黒人音楽をこよなく愛する傾向があります(笑)。
売れてるとか売れてないとかの
商業的成功の有無にもあまりこだわりがないです。
なので、あまり周りが知らないミュージシャンが好きだったりします♪
その中でここ数年間、
車の中でやたらと聴く事の多いミュージシャンを紹介したいと思います。
その人は 山口 洋 と言います。
HEATWAVE と言うバンドで歌っている人です。
数年前、友人に薦められ聴いたところ、
頭をハンマーでドツかれたくらいの衝撃が受けて
それから聴き込むようになりました。
何と言っても歌詞が素晴らしいです。
私は「言霊」を信じてますが、
山口洋さんの書く歌詞には「言霊」が溢れています。
どうしようもない現実を嘆くのではなく、
それを受け入れて立ち向かって行こうといった世界観に満ちています。
何回聴いても聴くたびにパワーをもらいます。
山口さんの代表曲には
「満月の夕」という曲があります。
神戸大震災を歌ったこの曲を聴いた事ある人はいるのではないでしょうか?
中川敬というミュージシャンと共作しているのですが、
歌詞は各々違うバージョンです。
写実的な中川氏の歌詞と
心情的な山口氏の歌詞の違いはありますが、
どちらも震災後の神戸の姿を歌っています。
この曲も是非聴いてほしいのですが、
とある曲を今日は紹介したいと思います。
世間的には
全然、有名な曲ではないのですが(失礼!)
この曲は本当に名曲と思います。
いつも
いろいろ迷ったときや辛い時に聴いてますが、
聴き終わるといつもなにかふっきれます。
その曲はこんな歌詞です。
「それでも世界は美しい」
作詞・作曲: 山口 洋
かつて少年だった君は死んだ
頑なすぎた君も死んだ
未来と云う言葉も消えた
確かに君は大人になった
背負うものは減ることがなく
恋した時のときめきや
愛にしか語れない言葉が
遠くに霞んでゆく
あまりにも多くの薔薇が
手のひらをすり抜けてゆく
それでもこの世界は美しい
実らない日々の夢をどうか忘れないでくれ
俺に輝く鉛筆をくれ
この世界が崩れる前に
名もない花のささやきを
どうしても君に伝えておきたい
あまりにも多くの水が
橋の下を流れてゆく
それでもこの世界は美しい
実らない日々の夢をどうか忘れないでくれ
君に会いにいこう 君に感謝しよう
無への長い道のり ゆっくり坂を下りていこう
それでもこの世界は美しい
憎しみの嵐が今日も吹きすさんでいても
それでもこの世界は美しい
実らない日々の夢をどうか忘れないでくれ
どうですか?
何か感じましたか?
もし、何かを感じたのなら是非、音楽で聴いてみて下さい。
もっと大きな何かを感じると思います。
ちなみにHEATWAVEのCDは版権の関係で
そのほとんどが中古でしか手に入りません。
ただ、この曲が入ったCDは今でも手に入りますので、機会あればどうぞ。
追伸
私の結婚式では入退場時は全て私の大好きな曲をかけたのですが、
和装にお色直し後の入場の曲は
HEATWAVEの「フリージア」という曲をかけました。
これも名曲でオススメです。
以上、たんなる音楽マニアの独り言でした(笑)。